「知らせて.jp」市民と行政の為のコラボレーション
自治体はいうまでもなく公共サービスの提供者ですが、魔法の杖を持っている訳ではありません。提供者と受益者という二元的な関係だけが続くと、受益者側はいつしかそのことが当たり前になって高コストなサービスとなってしまう場合があります。限られた財源をどのように配分してどのようなサービスを提供するのか、あるいはどのような街の課題を解決して行くのか、市民と行政がともに考えることが重要です。「知らせて.jp」はさりげない日常のシーンの中から市民自身が街の課題を発見し報告することで、市民参画の機会を作り出します。
課題を発見し報告すると、その対応が気になります。すぐに対応されるもの、時間が掛かるもの、いろいろあるでしょう。ゴミを片付けたり、落書きを消したり、ベンチを補修したりするのにはそれなりのコストが掛かります。そういったことを繰り返していると果たしてそのままで良いのか疑問が湧いてきます。市民と行政がともに話し合う機会が作れると、いろいろなアイデアが出てきます。ゴミはなぜそこに捨てられるのか?市民が自発的に拾える場合があるのではないか?等々。ちょっとした時間のちょっとした行動で社会の役に立ち、例えば費用が浮けばその分を何らかの政策に回せます。協働は市民と行政の双方にとって大きなメリットがあります。
報告された課題を適切に処理するためには、組織に即したワークフローが必要です。「知らせて.jp」は様々なワークフローを柔軟に設定することができます。
報告やその対応状況が地図付きで公開されることにより、課題の発生・対応状況を地理空間上で直観的に認識することができます。自治体の対応状況が公開されますので、納得感のある説明が必要です。一方、市民の側もその報告が他の市民の目にさらされますので、無茶な要望が出にくくなります。
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